2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「不道徳」な星の下に生まれついた私たちへ

※タイトルはこっちのコメントのやりとりからヒントを得ました(レタ田さん、ども!) はじめに、前回のエントリで「悪」という言葉を使ったら「何故ポルノが悪なんだ」「善悪で考えること自体がおかしい」といった意見がブコメなどで結構見られたので、再度…

「内心」は不自由だし、ポルノを楽しむのは「悪」だ

アンドロイドの人権と神さまとセカンド・レイプ - はてこはだいたい家にいる 「内心の自由」を巡ってのコメント欄の混乱が、ブコメにも波及している。 「内心の自由」とはもともと、憲法19条の「思想及び良心の自由」を下支えする概念だ。戦前の国家の思想統…

レイプ・ファンタジー、レイプ、レイプ神話と性差別

サイドバーのohnosakikoブックマークのところが、ポルノレイプレイプレイプエロゲバカレイプレイプエロゲバカポルノ‥‥となっていて正直気が滅入っている大野です。自分でつけてるブクマだから仕方ないけど、授業に来る新一年生に自分のブログアドレスを教え…

http://www.s-hoshino.com/f_photo/s_hana.html 立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花。美人は昔からよく花に喩えられる。職場の花、壁の華、○○の名花。「きれいな薔薇には刺がある」も、美しい女性をイメージしている。 古典的なポルノ小説などでは女…

お知らせ&雑記

去る3月29日の記事「鳥は自分の名前を知らない」が、ガジェット通信に掲載されました。 と言っても、後半部を大幅に書き換えてます。理由は当該記事の追記に書いてます。 ● 数日前、はてなよりメールで、 >この度は、はてなハイクをご利用開始いただき、あ…

父と芸術

子どもの頃、私に芸術への志向を植え付けたのは父だった。 父は一介の高校の国語教師だったが、ロマン派の音楽とルネサンス絵画を人類最高の芸術だと信じ、またロダンの彫刻と飛鳥の仏像をこよなく愛していた。 父の書斎には、広隆寺の弥勒菩薩の写真が飾っ…

おじさん三題

ダンサー 久しぶりに実家に行き、家の前で母と立ち話をしていたら、通りがかった初老の男性が微笑みながら「こんにちは」と挨拶したので、面識はなかったけれども反射的に挨拶を返した。 痩身で白髪をさっぱりと短く刈り込み、黄色いタータンチェックのシャ…