2011-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「ビギグギ」

三週間くらい前だったかもっと前だったか忘れたが、夫と喧嘩して殴った。 夫ではなく自分を。 夫と私が地元でつきあっている数少ない友人に、少し年上のTと同世代のMがいる。Tの店で私たちはよく顔を合わせる。TもMも独身で、年末年始に家に泊まりに来たりす…

「他者の承認」の外へ - 『めぐりあう時間たち』再見

「言葉たち」とか「思い出たち」とか生き物でないものに「たち」を付けるのを気持ち悪く感じるので、この映画のタイトル(原題は『The Hours』)はゾッとしなかったし、モチーフになっているヴァージニア・ウルフの『ダロウェイ夫人』も未読だったのだが、友…

男性のオウチ進出 - 『喜婚男と避婚男』を読む

喜婚男と避婚男 (新潮新書)作者: ツノダ姉妹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2011/05メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 124回この商品を含むブログ (7件) を見る オビの文句は「愛を叫ぶか、愛を避けるか。バブル世代のマーケッター姉妹が「男×オウチ」の…

半ズボン要求のためのスカート着用の政治的効果

校則に抗議するためスカートをはいて登校したイギリスの美少年 - GIGAZINE 女性は女装も男装も可能だが、一般的に男性は男の格好しかできない/しないことが多い。そして学校や軍隊の制服はジェンダー規範に則った正装に準じるものだから、男子のボトムは大…

「太陽」をめぐって

昨日の記事の続き。 『生きものの記録』のラスト近く、三船敏郎が精神科病棟の窓から太陽を見上げ、「地球が燃えとる!‥‥おお燃えとる燃えとる!」と叫ぶ。自分は既に別の星に移住し、地球は原水爆実験によって火の玉になったと思い込んでいるのだ。また、『…

テレビで放映してほしい放射能恐怖映画

「原発映画」に関心が集まっているようだ。 ロングラン&拡大公開の放射能ドキュメンタリー映画、大反響の実態は? 放射性廃棄物をテーマにしたドキュメンタリー映画『100,0000年後の安全』。福島原発事故に際し、この秋公開の予定を急遽繰り上げたとか。東…