掘り起こし

ホッテントリやたまたまリンクを辿って見つけたブログのエントリーを読んで、「これは面白い」と思った時、大抵その人の書いている最近の記事を幾つか読んでみる。「うーん‥‥?」という場合はそのまま。「おお‥‥」という場合は、このブログはこれから継続して読もう、となる。
ほぼ毎回読み応えのある面白さだと、今度はその人の過去ログが読みたくなる。過去ログ探索。これを個人的に「掘り起こし」と名付けている。たぶん多くの人がやっているのではないかと思う。


書き始めて数ヶ月の人で更新がそう頻繁でないなら、全部掘り起こすのにあまり時間はかからない。数年書いていてアクティブに更新している人になると、ちょっと大変。でも面白さに引きずられて、どんどん掘り起こす。
記事の量が膨大で、尚かつカテゴリー別に整理されているなら、「記事一覧」から興味のあるカテゴリーを開いて、惹かれるタイトルの記事から徐々に掘り起こす。その人のエントリーページの人気記事の先頭から掘り起こすという手もある。でも人によっては、人気記事やメインらしきカテゴリーより、[日常]とか[雑記]とか[あれこれ]などの括りのあまりブクマされてないものに、案外宝の山があったりする。


コメント欄もまめに読む。「最近書いたコメント」まで飛んで読む。もう、その人のあらゆる発言に関心がある状態。途中でだんだん関心が薄れて読まなくなるケースも中にはあるが、大抵はずっと関心が持続する。
そうやってすべての過去ログや発言を時間をかけて全部掘り起こしつつ、時々コメント欄でやりとりし、更新も楽しみにしている(いた)ブログのうちで、何人かの書き手の人とはリアルでも会うことができた。残念なのは、うち二人はだいぶ前にブログを閉じてしまっていて、過去ログの再掘り起こしができないこと。特に面白かった記事だけでも保存しておけばよかったなあと悔やむ。


ブログを継続して書き始めて約4年半、はてなでは1年4ヶ月。たまにずっと昔の未ブクマ記事が、ぽつんとエントリーページに上がっていることがある。1userとかついて。
その記事が、他のブログ記事や自分の最近の記事などで言及されていたのであれば、おそらくリンクを辿って直接そこに行ったのだろう。そうでない場合は、きっと掘り起こしがされたのだと勝手に思うことにしている。私の過去ログはそう膨大ではないが、それでも「よくぞ掘り起こしてくれた」という気になり、ちょっと嬉しくなる。