DQN語とは「ヤンキーが使っている言葉」ということらしい

日刊スレッドガイド:DQN語初級講座より。

LESSON:3
Taro:これやべぇな(このCMの車は格好良いですね)
Ken:マジキてんな(素敵なデザインですね)
Taro:やべぇわー(車を買うなら、こういうのに乗りたいです)
Ken:つかありえなくね?(値段もずいぶんとしますね)
Taro:まじやべぇ(私には高価すぎますね)


仕事で行っているデザイン専門学校で、生徒にデッサンの参考作品を見せたら、これとほぼ同じ会話をしていた。
Taro:これやべぇな(このデッサンすごく上手いですね)
Ken:マジキてんな(ほんとにリアルに描けてますね)
Taro:やべぇわー(ここの描写とかすごいですよ)
Ken:つかありえなくね?(こんなの僕らに描けるんでしょうか)
Taro:まじやべぇ(プレッシャー感じますよね)


「すごい」を「やべぇ」と言うのは15年くらい前に知った。「上手い」も「美味い」も「やべぇ」だ。特にDQNじゃなくても使っている気がする。どっちかというとヤンキーな子が(DQNとヤンキーをどう区別するのかはよくわからない)。


クロッキーをいつもの鉛筆ではなくコンテを渡して描かせたら、「意味わかんね」と言った。んなこと言われてもこっちも意味わかんねだよ。言いながらも描いていたので、推測するに「これは変わった描画道具ですね」あるいは「初体験なので戸惑ってます」ということだと思う。


以前、「もっかい形見直してごらん」と言って、「ラジャー」と返された時はびっくりした。彼は非ヤンキーだったけど。ヤンキーの場合は「うぃっす」と返してくる。やる気が湧き起こっている時は「うっしゃ!」。*1  やる気が失せている時は黙って微かに顎をしゃくるだけ。
昔はなんだかなぁと思っていたが、この頃は可愛いなとしか思わない。彼らの親の年代を超えつつある私。

*1:余談だが、ヤンキーだから授業態度は不真面目だろうというのは当たらない。彼らは数値(点数)で目標が設定されると、しばしば闘争的になる(ってヤンキーに限らないか)。私のクラスでは目下、金髪ヤンキーとモヒカンヤンキーが、他の生徒を圧してデッサンの一位争いをしている。