ソフトドリンク

「ビールもれっきとしたアルコール」ロシア政府がようやく認める - GIGAZINE

これまでロシアではビールは「酒類」ではなく「食品」という扱いだったため、低価格で、スピリッツやワインなどの酒類と違い深夜でも露店でも販売することができ、広告の規制も厳しくないというアドバンテージがあったのです。アルコール依存や未成年者の飲酒などの問題に取り組むロシア政府では、ビールを「酒類」に分類する新しい法案が2月22日火曜日に下院を通過し、国民がビールを「酒」と認識する時代が来ると期待されています。


よくご飯の代わりにしているので、私にとっても「食品」だ。「酒」という認識はなかった。

ウォッカの本場ロシアですが、実はウォッカアメリカやヨーロッパなどの西側諸国より総じて高い値段で売られているのに対し、ビールは1パイント(約470ml)160円程度(飲食店で提供される値段)と、ほかの国と比べても非常に安価。ロシア人の多くがビールは「ソフトドリンク」という認識を持っていて、缶ビールを飲みながら仕事へ向かう社会人や、公園でランチを食べながらビールを飲む10代の若者の姿も珍しくないそうです。


昔、ロシアのようだったところが日本にもある。予備校の名物講師で授業前の教卓にソフトドリンクの缶が並ぶ人がいた。一杯飲ませた方が面白い話が聞けるってんで受講生がわざわざ持って来る。いい学生だ。

ロシアではアルコール依存と未成年者の飲酒は深刻な社会問題となっていて、[中略]年間50万人がアルコールに関連した死因で亡くなっていると見られているそうです。

「ビール製造業を正規化しビールをアルコールに分類するのは、まったくもって正しい方向性で、わたしたちが長く待ち望んでいた施策です。議会は正しい決断をしました。これにより国民の健康の向上が期待できるでしょう」とロシア保健・社会開発省でアルコールおよび薬物依存問題に取り組むYevgeny Bryun氏は述べています。


確か去年、酒税法が改正されてウォッカが高くなったから、余計にビール消費が増えたはず。何年か前はウォッカの代わりにメタノール飲んで死んだ人がたくさんいた。帝政時代から節酒税出しては猛反発されてきたんじゃなかったっけか。そういう国だからビール値上げしたら革命が起きる。



5'nizza - Гимн СССР


ロシア国歌レゲエバージョン。勤労意欲は全然ないぜぇ‥‥みたいな。
ソフトドリンク飲も。



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