お知らせ

9月末に出た拙書ですが、ようやく紙媒体で言及されました。今朝の読売新聞9面の『時の余白に』(編集委員 芥川喜好)という長めのコラム欄の終わりの方です(書評欄ではありません)。*1 *2
アスリートという言葉の流行への違和感が綴られた後に、『アーティスト症候群』で書いた「アーティスト」と呼ばれたい自意識を巡る分析が紹介され、最後に『アート・ヒステリー』について触れられています。


読みたくなるような締めくくりのお陰で、興味を持って下さった方が増えたのか、アマゾンでの順位が上がり、午後2時現在で全体ランキング1,791位、アート・芸術で1位、社会心理学で2位になっていました。このあたりほとんどタイに近いので、またすぐ下がるでしょうが‥‥嬉しいです(『アーティスト症候群』も、つられてアート・芸術部門で6位に上がっていました)。
アート・芸術部門ランキングは現代美術とは別になっているので、全体ランキングに照らし合わせると現代美術部門では3〜4位くらいになると思います。ぶっちぎりの1位は村上隆の『創造力なき日本 アートの現場で蘇る「覚悟」と「継続」 (角川oneテーマ21)』。全体ランキングでも一桁です。強いですねぇ‥‥。
ツイッターでは比較的好意的な言及がちらほら見られます。ブログで紹介して下さっているところもいくつか。首都圏を中心に図書館にもだいぶ入ってきたようです。
どうもありがとうございます>各位。


*1:追記1:「美術手帖」12月号に書評が出たと後で編集者から聞いた。最近見てなかったので知らなかった。

*2:追記2:読売の芥川さんの記事は、当日の東京MX放送『5時に夢中!』の中の「朝刊ベスト8」でベスト1に選ばれたそうだ。めでたし。