インベカヲリ★さんとの対談がWEBスナイパーに掲載されました

写真集『やっぱ月帰るわ、私。』(赤々舎)発売記念 インベカヲリ★×大野左紀子 特別対談!! - WEBスナイパー


12月に行われた写真家・インベカヲリ★さんとの対談が、ようやく記事になりました。
内容は、昨年出たデビュー写真集『やっぱ月帰るわ、私。』(拙ブログでのレビューはこちら)についての私からのインタビューを皮切りに、女性の表現衝動や欲望について、ジブリ映画と竹取物語、女子校文化、女性アーティストをとりまく環境、生き方のロールモデルの不在など。
2時間以上に渡る対談内容のほとんどが掲載されています。これまで対談や座談会原稿の校正は幾つもしましたが、今回は自分の発言の手直しを最低限に止めましたので、会話の息づかいがかなり残った感じになっています。


写真も多数載っています。冒頭はインベさんと私。”上京して大学に通う娘、訪ねてきた母親”という感じのツーショットです(記事の一番最後のプロフィールを見て頂ければわかる通り、21歳の開きがあるのです‥‥oh)。
それからインベさんの作品写真が14枚。最初の方は私がセレクトしたものです。作品の方法論を知った上で改めて見ると、また味わいが違います。
そして、ちょっと恥ずかしいですが私の作品写真も2枚掲載されています。アーティストを廃業してから過去の作品写真を自分で公にするのは、たぶんこれが最初で最後です。


インベさんとは初対面でしたが、互いに緊張しつつも、非常に楽しくお話させて頂きました。
ありきたりの言葉で捉えられないユニークなインベカヲリ★の世界。それだけに、既成のフェミニズムジェンダー論のわかりやすいところに落とし込んではいけないと思いつつ、うろうろと言葉を探しながらの発話でした。今年の木村伊兵衛賞の候補にノミネートされながら惜しくも授賞を逃したインベさんですが、その作品と率直な言葉の端々から私は多くの刺激を受けました。
どうぞじっくりお読み下さいませ。



やっは?月帰るわ、私。

やっは?月帰るわ、私。