連載コラム「おばさんになれば"なるほど"」、始まります。

今月からサイゾーウーマンでコラムの連載をします。題して『おばさんになれば"なるほど"』(月1更新、10回完結)。
第一回がアップされています。
(わざわざ説明するのは無粋かもしれませんが、タイトルは、おばさんになればなるほど「なるほど‥‥こういうことだったのか」と腑に落ちることも増えてくる、という意味を込めています)


かつて私は、歳を取っていくことにポジティブなイメージをなかなか持てませんでした。しかし中年歴も長くなった今、「おばさんも悪くないな」と感じるようになりました。個人差はありましょうが一般に40代の終わりから50代は、「おばさん」に対する世間のネガイメージやそれを内面化していた自分から、解放されていく年代だと思います。タガが外れるとも言います。
仕事では徐々に後進に道を譲り、子育ても一段落しつつある中で、さまざまなことに熱中している中年後期の女性たち。その中から本コラムでは、私が身近に散見してきた8つのタイプを取り上げます。大都市の先端文化の周辺にいる一握りの人や雑誌に出てくるようなセレブマダムではなく、地方の中都市に生きるリアルな50代女性の像を通し、女が歳をとることで変わること、変わらないことについて考察していく予定です。


中年以上の女性を描いた映画を取り上げる連載エッセイ『あなたたちはあちら、わたしはこちら』に比べて、少し短めの軽い読み物になります。
語り口は軽く優しく、内容はピリッと‥‥でいきたいと思います。次回から自前のイラストも添えます。
どうぞよろしくお願いします。


[連載]おばさんになれば"なるほど"  「おばさん」になりたくない――女と「おばさん」の分断と、地方都市の中年女性たち



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