散歩道、キラキラしたものは一つもなく、空が広い

曇り空の下、散歩に出た。比較的涼しいが湿度は若干高め。


イチョウの木々がざわざわと話しかけてくる。夜は野鳥のねぐらになる。


乾ききった田。雑草は刈られているので、そのうち水が入るはず。


水の入ったばかりの田。向こうの木立は猫たちの隠れ家。


繊維工場とその宿舎。外国人労働者が住んでいる。このそっけない建物が妙に好き。


ところどころに咲いているオオキンケイギク。オレンジがかった黄色い花はよく目立つ。


マツバギク。全体が一つの生きもののようで、じっと見ているとこわい。


新旧の家。写っていないが手前は玄関脇に洋間をしつらえた、戦前に流行した造り。


廃屋。去年までは住人がいて裏庭で犬も飼っていた。


畑の隅に、打ち捨てられたように一輪だけ咲いていたアマリリス


帰宅。家の前に生えているムラサキカタバミ。間からクチナシとユリの葉が出てきてカオス。しかしこの色の混ざり具合がいい。


キラキラしたものは一つもなく、のどかなような殺風景のような、空だけが広く見える、私とタロのいつもの散歩道。