イタくてキュートな松岡茉優を100%堪能する(「シネマの女は最後に微笑む」更新されました)

卑近な事情で、こちらでは数日遅れての告知です。
映画から現代女性の姿をpickupする「シネマの女は最後に微笑む」第34回、更新されました。今回は、松岡茉優がヒロインを好演して話題となった『勝手にふるえてろ』(大九明子監督、2017/原作:綿矢りさ)。


拗らせ系妄想女のファンタジー世界に侵入する「他者」とは | ForebsJAPAN

 

勝手にふるえてろ [DVD]

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桐島、部活やめるってよ』で「何、誰、この子」と注視してからずっと追っている松岡茉優、今さらですが、うまいですね。表向きはそつなく可愛いけど実は面倒臭い女を、厭味なくサラッとやれる俳優。というか、どんな役もサラッとこなせそうな頭の良さを感じます。
配役も何気なく贅沢で、脚本もいい(原作は未読ですが)。おすすめ。


個人的なことですが、この一ヶ月引っ越しに伴うアレコレで忙しく、DVDチェックと時事問題チェックと原稿書きをゆっくりやってる暇がないだろうなと思った(実際そうなった)ので、ストック原稿を使いました。
なので、今回は冒頭に時事ネタを振っていません。なんとなく一般論から始めています。


タイミングよく時事ネタに絡めるのは案外難しくて、なければシーズンネタ、それもなければ年中使えそうなネタでやりくりしています。
この連載は旧作のみを扱いますが、既に他の連載や書籍で扱った映画は外すことにしているので、だんだん使える作品がなくなってきて、新作がレンタルに降りてくるといち早くチェックしています。これはどう?というのがありましたら、教えて頂けると嬉しいです。
条件は、1. 女性が主人公、2. 現代劇(80年代以降)、3. できれば悲劇では終わらない(「最後に微笑む」)です。