ダイアン・キートンいいよねぇ、安定の良さです、作品も上質です(「シネマの女は最後に微笑む」更新されてます)

いやー忘れてた忘れてた。すみません。あけましておめでとうございます。先週末に更新された連載のお知らせです。

 

「シネマの女は最後に微笑む」第53回は、ダイアン・キートンモーガン・フリーマンが共演した『ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります』(2014)。アパートの住まいを売りに出した初老夫婦のコメディです。比較的小粒な作品ですが、主演二人の安定感に加え、風刺も効いていてなかなかの佳作。

 

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まだ売り手が住んでいる最中から、内覧会で買い手候補に家の隅々まで見せる場面がありますが、これは欧米特有のものでしょうか。

日本では、持ち主が出て行った後の家具も何もないガランとした家を見学するケースの方が、多いのではないかと思います。プライベートな状況をいきなり他人に見られたくない人が多そう。

 

実は私も、引っ越し前に住んでいた古い家と土地を売りに出しています。まあ家の価値はもうないので土地だけですが、田舎町なので売れないですねぇ。1年待ちましたが、問い合わせはあってもなかなか。

そろそろ家を壊して更地にし、それでもダメなら格安で不動産屋さんに買い取ってもらうしかないと考え中。

 

しかしダイアン・キートン、『アニー・ホール』の頃から好きですが、息の長い女優さんになったなぁとつくづく嬉しいです。いつも伸び伸びした自由な雰囲気をまとっているところが素敵です。

昔、インテリア雑誌でダイアン・キートンの私邸が紹介されていたのを見ました。広いのは当たり前として、飾り気のないミニマルアートみたいな四角いテーブルがゆったりおおらかな空気を醸し出していて、本人のコメントが「なんでも四角くて大きくて気持ちいい」とあったのが、とても”らしい”と思いました。

 

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