「シネマの男」第7回は『チャンプ』

戻り梅雨もようやく明けたようです。告知、大変遅れました。

「シネマの男 父なき時代のファーザーシップ」第7回は、1979年のヒット作『チャンプ』フランコ・ゼフィレッリ監督)を取り上げています。

 

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この作品は、頑張ってシングルファーザーをやってきながらも、そこから逃げ出したい「子供」性も同時に持ち合わせている男が、幼い息子の期待に応えて彼の「父」にふさわしい「父」になろうと一念発起したのだが、ちょうど適切なところで止まることができなかった、という悲劇です。

”泣ける映画”として有名な本作を掘り下げ、「父への子供の期待と信頼」と「子供に報いたい父の思い」のズレに着目して考察しております。

しかし息子のTJを演じた子役が可愛いのなんの、ちょっとずるいくらい可愛らしいんですよね。母親役のフェイ・ダナウェイも素敵です。

 

今回、映画のスチール画像はないですが、主演のジョン・ヴォイトの少し前のお姿を後半に入れて頂きました。やはり娘のアンジェリーナ・ジョリーとどこか似てますね。アンジーが幼い頃に離婚したそうで、父娘の縁は薄いようですが。

 

次回第8回は『スタンド・バイ・ミー』を取り上げます。イラストはリバー・フェニックス。8月20日(土)p.m.6:00更新です。お楽しみに。