『自転車泥棒』には三つの重要な水が登場する

ずっとバタバタしていて、すっかり忘れていました、こっちの告知。何人見て下さってるかわかりませんが、すみません。。
「シネマの男 父なき時代のファーザーシップ」第10回、今回はあまりにも有名なイタリア・ネオリアリズモの代表作、『自転車泥棒』(ヴィットリオ・デ・シーカ監督、1948)を取り上げています。

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父親の辛さと惨めさを見つめる息子の視点と共に、後半は三つの「水」(雨、河、涙)に注目して書いてみました。
ラストまで言及しています。未見の方は是非作品をご覧下さい。映画ファンでなくても必見の名作です。amazon prime videoとU-NEXTで配信しています。

監督が街で見つけてきたという子役エンツォ・スタヨーラの近影を、2ページ目に入れて頂きました。すっかり老紳士ですが面影がほんのりと。
作品を見直していて、最後の方で彼が父の帽子の埃を何度も強く払う仕草に、何となく今年亡くなった上島竜兵を思い出しました。

次回は、『ブロンクス物語』(ロバート・デ・ニーロ監督、1993)を取り上げます。ForbesJapanでは11月19日(土)の更新になります。