2024-01-01から1年間の記事一覧

1973年に予告された悪夢の未来『ソイレント・グリーン』

いつもより遅めの更新です。「映画は世界を映してる」第7回は、デジタルリマスター版が公開され話題の、往年のSF映画の傑作『ソイレント・グリーン』(リチャード・フライシャー監督)を取り上げてます。 forbesjapan.com 都市化にともなう自然破壊や公害問…

心臓の鼓動はヒトより早いからそのうち君は年下になる

飼い犬タロになっているつもりで詠む「犬短歌」、2024年上半期の歌です。今年は急に慌ただしくなり、タロの歌心とゆっくりつきあっている時間が取れていなくて、やや少なめです。まあまあのも今ひとつのも全部上げました。気に入ってる歌の最後には*マーク…

様式美と現代的モチーフの合体『声/姿なき犯罪者』

「映画は世界を映してる」第5回は、クライムアクションに振り込め詐欺という現代的なテーマを絡ませた韓国映画『声/姿なき犯罪者』(キム・ソン&キム・ゴク監督、2021)を取り上げてます。 forbesjapan.com スピード感のあるエンタメ作品。わりと定石通り…

日本とクルドの間で‥‥『マイスモールランド』

お知らせ、遅くなりました。 「映画は世界を映してる」第4回は、埼玉県川口市に住まうクルド難民の家族を見つめた『マイスモールランド』(川和田恵真監督、2022)を取り上げています。 forbesjapan.com 国家を持たないクルド人のトルコでの分離独立闘争、…

身体、それは最後の抵抗の場・・・『バービー』

「映画は世界を映してる」第3回は、アカデミー賞の賞レースにはあまり噛めなかったものの、話題性では昨年の洋画を代表すると言っても過言ではない『バービー』(グレタ・ガーウィグ監督)を取り上げています。 forbesjapan.com ネット上でも様々な観点から…

今こそ見たいパレスチナを知る映画『パラダイス・ナウ』

連載「映画は世界を映してる」第二回は、『パラダイス・ナウ』(ハニ・アブ・アサド監督、2005)を取り上げています。 forbesjapan.com パレスチナの二人の若者が対イスラエルの自爆テロ要員に選ばれてからのまる二日を、彼らの日常を交えて描いた秀作。 途…

新連載始まりました・・・第一回は『ハドソン川の奇跡』

最近の事件や事象と関連した映画を取り上げる新しい連載が、ForbesJAPANで始まりました。 第一回は、今月2日に起きた羽田空港での事故及び救出劇を受け、実話を描いた『ハドソン川の奇跡』(クリント・イーストウッド監督/2016)について書いています。巧…