2022-01-01から1年間の記事一覧
飼い犬タロになっているつもりで詠む「犬短歌」、2022年下半期の歌です。 まあまあのも今ひとつのも全部上げました。気に入ってる歌の最後には*マークをつけてます(/サキコとあるのは私名義の歌)。俳句も少々あります。 ◆七月 夕焼けに薄いグラスをかざ…
「シネマの男 父なき時代のファーザーシップ」第12回は、ジョン・フォード監督の名作『わが谷は緑なりき』(1941)を取り上げてます。 forbesjapan.com 時代の波の中で徐々に崩壊していく炭坑の村の大家族、その中心だった”古い”父の姿を、これほど味わい深…
連載「シネマの男 父なき時代のファーザーシップ」第11回は、ロバート・デ・ニーロ監督の『ブロンクス物語』(1993)を取り上げてます。 forbesjapan.com イタリア系移民の少年と「二人の父」。デ・ニーロの監督作品としての評価は、王道の手堅い作りといっ…
ずっとバタバタしていて、すっかり忘れていました、こっちの告知。何人見て下さってるかわかりませんが、すみません。。「シネマの男 父なき時代のファーザーシップ」第10回、今回はあまりにも有名なイタリア・ネオリアリズモの代表作、『自転車泥棒』(ヴィ…
「シネマの男 父なき時代のファーザーシップ」第九回は、父と娘の愛と葛藤を描いた『ガラスの城の約束』(デスティン・ダニエル・クレットン監督、2017)を取り上げています。ファンタジーものみたいなタイトルですが、実話が原作です。 forbesjapan.com 過…
「シネマの男 父なき時代のファーザーシップ」第八回は、『スタンド・バイ・ミー』(ロブ・ライナー監督、1986)を取り上げています。閉塞的な町で、父親があまり機能していない家庭の少年たち。四人の中でひとり健気な父性を発揮するクリス・チェンバース(…
戻り梅雨もようやく明けたようです。告知、大変遅れました。 「シネマの男 父なき時代のファーザーシップ」第7回は、1979年のヒット作『チャンプ』(フランコ・ゼフィレッリ監督)を取り上げています。 forbesjapan.com この作品は、頑張ってシングルファー…
飼い犬タロが詠んでいるという設定の犬短歌、2022年上半期の134首です。 後で若干言葉を直したものもあります。俳句二句と私の短歌二首も入ってます。 特に気に入っている歌には、うしろに*をつけてます。 ◆一月 掌で頬を挟まれことよろと言われたどこの国…
「シネマの男」第6回は『アメリカン・ビューティ』(サム・メンデス監督、1999)を取り上げてます。 forbesjapan.com サム・メンデスはこの監督デビュー作で、アカデミー監督賞、ゴールデングローブ賞 監督賞を受賞。他に『ロード・トゥ・パーディション』…
連載更新されました。 forbesjapan.com 43年も前の作品ですが、あまり古くなっていないのに驚きます。家事育児をすべて押し付けられ悶々としている妻、それに気づかない夫、とんでもなく大変なワンオペ育児と仕事の両立、シングルファーザーの苦悩‥‥。私は子…
いずれはまとまったテキストにするために、ここに関連ツイートを置いておく。 ※スレッドになっているものが多いので、興味のあるツイートがありましたら是非スレッド全体をお読み下さい。随時追加の予定。 「正しい性知識」がないように「正しい性表象」もな…
連載更新されました。今回は『ビッグ・フィッシュ』(ティム・バートン監督、2003)を取り上げています。 forbesjapan.com ポイントは父と息子の職業の違いに注目し、フィクションと現実の融和に重ねた点です。「人はただ出来事の積み重ねを生きるのではない…
連載「シネマの男 父なき時代のファーザーシップ」、更新されました。第3回は『グラン・トリノ』を取り上げてます。 forbesjapan.com 公開当時もあちこちで論じられた話題作ですが、「父」という本連載のテーマに、主人公をめぐる二つの暴力という観点を絡め…
連載「シネマの男 父なき時代のファーザーシップ」、更新されました。 第2回は、『リトル・ダンサー』(スティーブン・ダルトリー監督、2000)を取り上げています。 forbesjapan.com トランジェンダーのマイケル、ビリーとウィルキンソン先生の娘との関係な…
お待たせしました! forbesjapan.com 新連載「シネマの男 父なき時代のファーザーシップ」が始まりました。第一回目は『そして父になる』(是枝裕和監督、2013)を取り上げています。少し長めの前振りに、男でも親でもない私が「父」をテーマにした理由を書…