2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「徳久造船所 仕事十訓」(大竹伸朗のカタログより)

教師の心得 - bluelinesという記事が、今月とてもブックマークを集めている。ブログ主がアメリカの大学院で「Professional methods」という授業を取った際、「教授法」の回で先生が配ったものだそうだ。その立場にいる者としては非常によくわかる&耳の痛い…

韓国で出ました

左が今日漸く手元に届いた、(韓国では)7月1日発行の『アーティスト症候群』(サムンナンテキ出版社)、右が去年出版された『「女」が邪魔をする』(WORDS&BOOK PUBLISHING CO./韓国版のタイトルは『彼女についてのすべて』に変更されている)。 「アー…

家出

朝起きて玄関の外にいる犬に御飯をやった後、元アトリエで今はほとんど猫の遊び場になっている部屋の扉を開けて「タマ、御飯だよ」と呼んだが、いつもなら扉を開ける前からミャアミャア鳴いて開けると同時に飛び出してくるのに、何の返事もなくシンとしてい…

芸術への「信仰」

「「芸術」否定の書」と背表紙に銘打たれた『芸術崇拝の思想 政教分離とヨーロッパの新しい神』(松宮秀治、2008、白水社)は、「芸術はいかにしてとなったのか」を近代ヨーロッパの思想、文化などと絡めて論じた本。 国家権力から分離した宗教の穴を埋める…

『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』を観て

覆面のストリートアーティスト、バンクシー*1の初監督作品。 ”アート業界への痛烈な皮肉”だけには留まらない深さをもった傑作ドキュメンタリー。*2 やっと先日観てきた。 まずざっと内容紹介を(ネタばれあり)。 主人公は、ロスの古着ショップがそこそこ成…