絵を描く人々 第11回 絵を描くおばあさん - WEBスナイパー
「絵を描くこと」と「老い」の関係について考察しました。20代、30代ではほとんど考えなかったことです。「老い」そのものをリアルに考えられなかったから。
きっかけは、父が認知症になり介護施設で亡くなったことでした。気付いたのが遅かったのもあり、「絵を描くこと」は父を救いませんでした。やっぱりもともと描いている人じゃないと、難しいところはあるのかもしれません。
今一番興味があるのは、pixivなどでイラストを発表していたり、マンガ同人誌を作っている若い人々の何割かが、この先ずっと続けていったとして、30年くらい経った時に、どんなものを描いているのかな？ということです。絵のスタイルや拘りは変わらないのか、それとも全然違うものを描いているのか。
その頃には私はたぶんこの世にいないので、確認することができないのが残念ですが。
「絵を描く人々」、次回でいよいよ完結です。書き残したことがたくさんある気がして、一回で収まるかどうか不安。
