幸福と栄光は両立しないのか・・・『スタア誕生』(「シネマの女は最後に微笑む」更新されました)

お知らせが遅れてしまいました。
ForbesJAPANに好評連載中の「シネマの女は最後に微笑む」第31回は、『アリー/スター誕生』のアカデミー賞ノミネートの話題を枕に、ジュディ・ガーランド主演の1954年版『スタア誕生』を取り上げています。映画業界が舞台ですが、劇中劇のミュージカルも含め、音楽がたっぷり楽しめる佳作。


3度リメイクされる名作に見る、栄光だけじゃないスターという生き方|ForbesJAPAN

 

 

2ページ目に映画公開時のジュディ・ガーランドの画像があります。彼女は当時、薬物中毒と精神面の悪化で落ち目だった一方、ジャズ歌手として再起を図っていた最中。この作品でガーランドとノーマン役のジェームズ・メイソンは、ゴールデングローブ賞主演女優賞、同主演男優賞に輝きました(76年のバーブラ・ストライサンドクリス・クリストファーソンも同賞を獲得)。


ガーランドの童顔と、メイソンのジェントルな雰囲気(それだけに崩れた時とのギャップが大きい)の組み合わせが本当にいいです。ノーマンの最後のケリのつけ方も、悲痛ですがしみじみとして、他のリメイクより余韻があると思います。未見の方は是非。