2007-01-08から1日間の記事一覧

日本の純愛史 2 恋愛至上主義と『野菊の墓』 -明治時代

日本人が初めて「恋愛」という言葉に出会ったのは、明治時代である。 その頃恋といえば、元禄あたりからずっと続いていた男の「色道」を指していた。男の「色道」の相手は"素人"つまり堅気のお嬢さんではなく、"玄人"。芸者、女給、踊りの師匠、女優の卵など…