2007-01-13から1日間の記事一覧

日本の純愛史 4 純愛の二極化 -昭和初期

昭和八年(一九三三)、「一身を犠牲にすることをいとわない」極めつけの純愛小説、谷崎潤一郎の『春琴抄』が登場する。江戸末期、盲目のお嬢様の春琴と、彼女に献身的に仕える丁稚の佐助の物語。春琴抄 (新潮文庫)作者: 谷崎潤一郎出版社/メーカー: 新潮社…