『アーティスト症候群』文庫版出ました(5名にプレゼント)

2008年に出した『アーティスト症候群 アートと職人、クリエイターと芸能人』(内容紹介はこちら)が、河出書房新社より文庫化されました。

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本文はそのままですが、文庫版のための22ページほどのあとがきを収録しています。内容は、この3年間に目についた出来事‥‥アート展示の自粛や中止、マンガ表現規制、アート解説本の流行などから浮かび上がってきた「他者」の存在と<サブカル的なもの>の終わり*2について、です。あとがきだけで一章分くらいの読み応えはあるかと思います。
帯の惹句は「ナンバーワンにも、オンリーワンにも、なれないのだから」(この微妙にダウナーな感じ、内容を知っている方はニヤッとできますね)。
既に書店に並んでいるそうなので、見かけたら是非手に取ってみて下さい。そして買って頂けると嬉しいです。どうぞよろしくお願いします。


ところで、文庫本としてはやや高めのお値段設定に躊躇した方に朗報です。
出版社から送られた著者贈呈分の内から5冊を、ここの読者の方にプレゼントします。ご希望の方はプロフィールのページに記載してある私のメールアドレス宛に、「文庫本ほしい」と書いて送り先をメールして下さい。今週末に配送致します(すみませんが配送料金は着払いでご負担をお願いします)。希望者が多かった場合は先着順とさせて頂きます。単行本を読まれた方も是非どうぞ!


※ 7/7追記
5名に達したので締め切りました。メール下さった皆様、ありがとうございます。今週末に早速お送り致しますので、しばしお待ちを。



2009年に出した『「女」が邪魔をする』(内容紹介はこちら)は昨年韓国で出版されましたが、光文社の担当部署の引き継ぎがうまくいってなかったようで、今頃になってやっとこちらに現物が届くことになりました。ハングルですので私は読めませんが、もし欲しいという方がいらっしゃったらご一報下さい。

タイトルは「all about her」(「her」だけが英文表記になっています)。なんか内容にそぐわないオシャレな感じになっていて驚いた。

*1:amazonのレビューは、単行本の方のページに付いたものがそのまま載っています。

*2:B級な笑いやネタを楽しむ「面白(ければOK)主義」、「わかってる人はわかってる」というスノッブな空気、「他者」の存在しない内輪感覚。これらを<サブカル的なもの>としている。