写真を見て描いたことありますか?‥‥連載「絵を描く人々」更新

絵を描く人々 第15回 写真を見て描く、実物を見て描く - WEBスナイパー


これだけ画像が溢れている現在、私たちのリアリティはカメラ抜きには考えられなくなっている、むしろカメラ寄りになっているのでは?という視点から考察しました。*1


写真を最大限に活用した画家・イラストレーターというと、ノーマン・ロックウェルを思い出します。
彼の描く人々のリアルさは、若い頃に学んだ解剖学とデッサン力と写真によるもの。モデルとなる人々にポーズを取らせて撮影した写真が残されていますが、それを参照した絵を見ると驚くほどそっくりに再現されています。


再現的な絵を描くのに、写真は必須の資料という人は多いと思います。スケッチもたくさんするけれども、写真も撮る。
写実の基礎的トレーニングの場においては、まず実物を見て描けるようになるべきで、安易に写真を参照するのはあまりいいことじゃない、という価値観があるかもしれませんが、実制作では関係ないでしょうね。


挿絵代わりのデッサンも15枚目となりました。
最初は同じモチーフを右手(利き手)と左手で描く試みとして始めたのですが、8枚目くらいでさすがに飽き、その後は毎回いろんなテーマ設定をしています。
今回は、描きにくいものを描いてみよう、と。一生懸命描けば描くほど困惑するという体験をしました。雨は抽象化しないと表現できないものの一つですね。

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