お知らせ遅くなりました! 「シネマの女は最後に微笑む」第57回は、新型コロナウイルスの感染拡大を前フリに、『コンテイジョン』(スティーブン・ソダーバーグ監督、2011)を取り上げています。
コンテイジョンとは接触感染という意味。先月からネットの一部では話題になっていました。
パンデミックを主題にした映画としては若干地味かもしれませんが、その分リアルです。特に「今」こそリアルに感じられる作品だと思うので、おうちにこもりがちの皆さんは是非どうぞ。
俳優陣がびっくりするほど豪華です。グウィネス・パルトロウもマリオン・コティヤールもマット・デイモンもジュード・ロウもケイト・ウィンスレットも、主役級の俳優が群像劇の一人として登場します。
興味深いのは、良い面でも悪い面でも女性が重要な役を担わされているということです。
パンドラの箱よろしく意図せずに災厄を振りまいてしまうのも女、戦うのも女、犠牲になるのも守られるのも女。男性は「正義の人」か「悪党」。
これは明らかに意図された「女性映画」でしょうね。