すべての記憶が混乱し消えていく‥‥『ファーザー』

『シネマの男 父なき時代のファーザーシップ』第18回は、認知症の老人の世界をミステリー風に描いた『ファーザー』(フローリアン・ゼレール監督、2021)を取り上げています。

 

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脚本がなかなか凝っていて、意表を突く展開があり、いろいろ謎解きしたくなります。私もある筋書きを想定しましたが、それはあえて書いていません。


私事ながら、亡き父が晩年認知症になり、母と私を間違えたり、時間の感覚がおかしくなったりしつつ、記憶がなくなり、言葉も出なくなっていきました。あれは本当にしみじみと寂しかったです。
なので、本作最後のシーンは涙なくして見られませんでした。


ちなみに、認知症になった父のことは、当ブログでたくさん書いています([父]タグの記事)。その中から4本上げておきます。

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