告知

トークライブ登壇のお知らせ

みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ2018に関連して、東北芸術工科大学で行われる展覧会の関連企画トークライブに登壇します。 AGAIN-STという彫刻を考える集団の一人で、学芸員の石崎尚さんからオファーを頂きました。今回は「カフェと彫刻」がテーマだそ…

長女の業と毒母エネルギーの向かう先(「シネマの女は最後に微笑む」更新されました)。

映画から現代女性の姿をpickupする「シネマの女は最後に微笑む」第20回は、メリル・ストリープとジュリア・ロバーツが母と娘の壮絶極まる応酬を繰り広げる『8月の家族たち』(ジョン・ウェルズ監督、2013)を取り上げました。女系家族の長女から長女へと継…

「幸せのかたち」は異性愛者と同じなのか、違うのか(「シネマの女は最後に微笑む」更新されました)

現代女性の姿を映画からピックアップする「シネマの女は最後に微笑む」第19回は、杉田水脈氏のセクマイ差別を含むテキストから広がった波紋を枕に、『キッズ・オールライト』(リサ・チョロデンコ監督、2010)を取り上げています。 異性愛者と変わらない、同…

シミジミした味に毒の仕込まれた『すーちゃん、まいちゃん、さわ子さん』(「シネマの女は最後に微笑む」更新されました)

現代女性の姿を映画からpickupする「シネマの女は最後に微笑む」第18回がアップされています。 先月末、物議を醸し批判を呼んだ自民党二階幹事長の発言を枕に、3人の30代独身女性の生活と心情を淡々と描いた邦画『すーちゃん、まいちゃん、さわ子さん』(御…

『ヘドウィグ&ザ・アングリーインチ』を通して、「女」について考える

ForbesJAPANに好評連載中の映画コラム「シネマの女は最後に微笑む」第17回が公開されています。 女とは一体何なのか? 「自分のかたち」を探すトランスジェンダーの旅 | ForbesJAPAN 先日の、お茶の水女子大のトランスジェンダー受け入れのニュースを枕に、…

不法移民問題に揺れる今こそ観るべき『フローズン・リバー』(「シネマの女は最後に微笑む」更新)

ForbesJAPANに好評連載中の映画コラム「シネマの女は最後に微笑む」第16回が公開されています。 不法行為への追いやられる貧困の中の、ささやかな絆と倫理 | ForbesJAPAN フローズン・リバー [DVD]出版社/メーカー: 角川映画発売日: 2010/12/10メディア: DVD…

プリンセスもののセルフパロディ『魔法にかけられて』(「シネマの女は最後に微笑む」更新)

昨夜は東海道新幹線で恐ろしい事件がありましたが、後続の便に乗っていた関係で巻き込まれるかたちになり、夜中というか朝方の3時半にやっと家に辿り着いた大野です。一日遅れで連載「シネマの女は最後にほほえむ」更新のお知らせを。 ディズニーのミュージ…

ジュリア・ロバーツの真骨頂を再確認、『エリン・ブロコビッチ』(「シネマの女は最後に微笑む」更新)

映画から現代女性の姿をピックアップする連載「シネマの女は最後に微笑む」第14回。ジュリア・ロバーツが数々の主演女優賞に輝いた『エリン・ブロコビッチ』(スティーブン・ソダーバーグ監督、2000)を取り上げてます。学歴もキャリアもない女性が企業の不正…

職場のセクハラ問題を丁寧に描いた佳作『スタンドアップ』(「シネマの女は最後に微笑む」更新)

映画から現代女性の姿をピックアップする連載「シネマの女は最後に微笑む」第13回。ここのところずっと問題になっていた財務省元事務次官のセクハラ疑惑を枕に、シャーリーズ・セロン主演の『スタンドアップ』(2005)を取り上げました。 「皆と同じように働…

アートをめぐる権力関係と搾取‥‥『ビッグ・アイズ』(「シネマの女は最後に微笑む」更新されました)

映画から現代女性の姿をピックアップする連載「シネマの女は最後に微笑む」、第12回がアップされています。今回取り上げた映画は、実話を描いたティム・バートン監督『ビッグ・アイズ』(2014)。アラーキーのモデルだったKaoRiさんの告発の件を枕に書き起こ…

妊娠・出産・子育て映画のリアリティ、『理想の出産』(「シネマの女は最後に微笑む」更新されました)

映画から現代女性の姿をピックアップする連載「シネマの女は最後に微笑む」、第11回がアップされています。 妊娠、出産、子育て 翻弄される心身とパートナー関係の行方 | ForbesJAPAN 今回は、実話を元にした2012年のフランス映画『理想の出産』(原題はUN H…

『紙の月』の主人公と総理夫人の共通点について考えた(「シネマの女は最後に微笑む」更新)

映画から現代女性の姿をピックアップする連載コラム第10回、今回は宮沢りえ主演でかなり話題になった『紙の月』(吉田大八監督、2014)を取り上げました。 森友問題で渦中の人である総理夫人、安倍昭恵氏についての短い考察を冒頭に置いています。 「ありが…

ピカピカの青春映画の中の大人の女たち・・・『ローラーガールズ・ダイアリー』(「シネマの女は最後に微笑む」更新)

映画から現代女性の姿をピックアップする連載コラム「シネマの女は最後に微笑む」、第9回が公開されています。 闘いながら少女を先頭へと押し上げる、タフな女たちの気概 | ForbesJAPAN ローラーガールズ・ダイアリー [DVD]出版社/メーカー: ポニーキャニオ…

自分のためだけに生きるか他人と共に生きるかを問う『マーサの幸せレシピ』(「シネマの女は最後に微笑む」更新)

映画から現代女性の姿をピックアップする連載コラム「シネマの女は最後に微笑む」、第八回が公開されています。 完璧主義で人間嫌いな女性シェフが、試行錯誤の果てに見つけた人生 | ForbesJAPAN マーサの幸せレシピ [DVD]出版社/メーカー: 東芝デジタルフロ…

ケイト・ブランシェットの「手負いの雌ライオン」ぶりに胸がシクシクとなる『ニュースの真相』(「シネマの女は最後に微笑む」更新)

映画から現代女性の姿をピックアップする「シネマの女は最後に微笑む」第7回が公開されてます。 真実とデマの間で抗った女性ジャーナリストの最後のプライド | ForbesJAPAN 今回取り上げたのは、2016年のアメリカ映画『ニュースの真相』。2004年の米大統領…

キャリア優先の娘と専業主婦の母の葛藤を描いた『母の眠り』(「シネマの女は最後に微笑む」更新)

映画から現代女性の姿をピックアップする「シネマの女は最後に微笑む」第6回が公開されてます。 今回取り上げたのは、1998年のアメリカ映画『母の眠り』。メリル・ストリープとレニー・ゼルウィガーが親子を演じています。 介護と離職、葛藤を通じて見直さ…

仕事と生活ののっぴきならなさを描いた『サンドラの週末』(「シネマの女は最後に微笑む」更新)

映画から現代女性の姿をピックアップする「シネマの女は最後に微笑む」第6回、更新されました。 今回取り上げたのはベルギー・フランス・イタリア合作映画『サンドラの週末』(2014)。マリオン・コティヤールがアカデミー賞主演女優賞にノミネート、他数々…

レズビアン・カップルの闘いを描いた『ハンズ・オブ・ラヴ 手のひらの勇気』(連載コラム更新のお知らせ)

時事的話題に絡めて現代女性の姿を映画からピックアップする連載コラム「シネマの女は最後に微笑む」(ForbesJAPAN)、更新されました。実話が元になっている作品、『ハンズ・オブ・ラヴ 手のひらの勇気』(2015、ピーター・ソレット監督)を取り上げていま…

『マダム・イン・ニューヨーク』に見る主婦の学び(「シネマの女は最後に微笑む」更新)

時事的話題に絡めて現代女性の姿を映画からピックアップする連載コラム「シネマの女は最後に微笑む」(ForbesJAPAN)第三回がアップされています。 「学べなかった女」を勇気付ける、自尊心回復のストーリー | ForbesJAPAN 「学び」をテーマに、最近のインド…

今改めて観る『告発の行方』(「シネマの女は最後に微笑む」更新)

時事的話題に絡めて現代女性の姿を映画からピックアップする連載コラム「シネマの女は最後に微笑む」(ForbesJAPAN)第二回がアップされています。 世界に広がる「MeToo」、映画から考える性暴力への「あるべき救済の姿」とは*1 今回取り上げたのは、『告発…

「シネマの女は最後に微笑む」/Forbes JAPAN新連載のお知らせ

今月より、Forbes JAPANで映画コラムの連載が始まりました。題して「シネマの女は最後に微笑む」。 就業や転職、少子・晩婚化、教育、医療・介護、性差別問題など、現代女性が体験するテーマを映画作品の中から抽出し、時事的話題に絡めて紹介していきます。…

「不気味なもの」の現れる瞬間を・・・「絵を描く人々」更新のお知らせ

一年半に渡って連載してきました「絵を描く人々」、最終回です。 絵を描く人々 最終回 美しいもの、不思議なもの、不気味なもの - WEBスナイパー*1 単純に「美しいもの」を絵の中に求め、やがて「不思議なもの」に惹かれ、その中で「不気味なもの」に出会う…

構図とか余白とか、難しいと思いませんか‥‥連載「絵を描く人々」更新

絵を描く人々 第17回 構図と余白 - WEBスナイパー *1 絵を作る要素の中で、一番難しいのが構図だと私は思っています。小・中学生の頃は、白い画用紙を前にうーんと考え込んで手が動かなかったこと、色を大半塗ってしまってから「なんか違う‥‥」と思ったこと…

「個性」のことなんか忘れたほうがいい‥‥連載「絵を描く人々」更新

絵を描く人々 第16回 個性と型 - WEBスナイパー*1 芸術において何より重要とされてきた「個性」について、私はずっと前から懐疑的だ。 「個性」と言われるものは今や、既存の様々な個性の組み合わせか、それぞれの「個別性」に過ぎないし、資本主義と民主主…

写真を見て描いたことありますか?‥‥連載「絵を描く人々」更新

絵を描く人々 第15回 写真を見て描く、実物を見て描く - WEBスナイパー これだけ画像が溢れている現在、私たちのリアリティはカメラ抜きには考えられなくなっている、むしろカメラ寄りになっているのでは?という視点から考察しました。*1 写真を最大限に活…

配色問題について考えてみました(連載「絵を描く人々」更新のお知らせ)

絵を描く人々 第14回 色についてのいろいろな悩み - WEBスナイパー*1 ものの形がそれなりに描ける人が、絵を描く中で悩んだり迷ったりすることの筆頭は、配色問題。‥‥‥ではないか? ものを見て写実的に描く場合は、そう悩みません(いや、実際は悩むこともあ…

「欲しい絵」と「なりたい絵」・・・『絵を描く人々』更新されました。

絵を描く人々 第13回 「欲しい絵」と「なりたい絵」- WEBスナイパー*1 人の基本的な欲求の中に、「◯◯が欲しい」と「◯◯に(のように)なりたい」というものがあります。 過去、あらゆる対象が描かれてきた絵画の世界は、人の「◯◯が欲しい」と「◯◯に(のように…

人はなぜ女の子の絵を描くのか・・・『絵を描く人々』更新

絵を描く人々 第12回 日本・お絵描き・女の子 - WEBスナイパー(18禁サイト) マンガ・アニメやイラストから現代絵画に至るまで、今ほど女の子の絵が盛んに描かれ、見られている時代はないのではないか‥‥‥この十年近くずっと抱いているそんな印象から書き起…

連載エッセイ「絵を描く人々」更新されました。

絵を描く人々 第11回 絵を描くおばあさん - WEBスナイパー 「絵を描くこと」と「老い」の関係について考察しました。20代、30代ではほとんど考えなかったことです。「老い」そのものをリアルに考えられなかったから。 きっかけは、父が認知症になり介護施設…

書評のお知らせ

2013年に出た『女の数だけ武器がある。たたかえ!ブス魂』(ペヤンヌマキ著)という本が、書き下ろしコラム5本に雨宮まみのテキストを加えて、この間文庫化されました。その書評を、WEBスナイパー(18禁サイト*1)に書いてます。 女の武器は言葉だ/『女の…