言葉

DQN語とは「ヤンキーが使っている言葉」ということらしい

日刊スレッドガイド:DQN語初級講座より。 LESSON:3 Taro:これやべぇな(このCMの車は格好良いですね) Ken:マジキてんな(素敵なデザインですね) Taro:やべぇわー(車を買うなら、こういうのに乗りたいです) Ken:つかありえなくね?(値段もずいぶん…

「タマを、真っ黒にしてきました」

言い間違いというのは誰にでもある。フロイトによれば、言い間違いはその人の無意識に抑圧された願望の反映であり、言い間違った言葉の中に実は言いたいことが潜んでいたりする。 しかし昨夜の夫の言い間違いは、実に奇妙なものであった。 昨夜彼は、昔の恩…

あんかけスパと河村名古屋市長

名古屋に、あんかけスパというものがある。茹でた極太のスパゲッティを更に油で炒め、そこに炒めたウィンナーやピーマン、タマネギなどの入った中華飯のタレみたいなものをかけたやつが一般的。味はややピリカラ。 名古屋人なら一度は食べたことがあるという…

平仮名表記、片仮名表記、漢字表記に見る書き手の意識

「こども」を「子ども」と書くか「子供」と書くかという議論について、少し前にはてな界隈でも話題になっていたが、文章を書いたり読んだりしている中で時々気になることがある。平仮名、片仮名、漢字の表記を、人はどのように書き分けているのか?というこ…

こどもと言葉と世界のルール

ただ、私が思うのは、人間が正しさを求めるその姿というのは、まさに人間の本質ではないかということだ。人間は弱い。我々は、生来的には直感として正しさ感じることはできないのだと思う。これは、うちのこども(3歳)を見ていると強くそう思う。うちのこど…

考える「負荷」と語りのパフォーマンス

今週から後期の授業が始まった。ほぼ2ヶ月ぶりに、数十人から場合によって数百人の初対面の人々の前で、ジェンダーやセクシュアリティを巡るあれこれの話をせねばならないと思うと、授業第一日目の前夜は超緊張。何回繰り返していても、「自分が喋ることに…

ぶっつけ書きと恋と計算

こないだのエントリの一部をAntiSepticさんに改変使用されたのは別にいいのですが、こっちはブクマ0なのに向こうは9個もついているのに気づき、地方の三流芸大の学生の文章作成能力の話より、ブロガーの文章作成能力の話のほうが、ずっと他人の興味を引く…

「なんか怒ってる?」

昔、ある男性と議論していた時のこと。 相手からツッコミが入り、反論した。自分にとって重要なテーマだったので、喋り方に熱は入っていたかもしれない。熱が入ると私はやや早口になる。 喋り終わった後その人は突然、 「大野さん、今、なんか怒ってる?」 …

回答の自由とネガコメ書き捨てのリスク

「回答義務はなし」を原則とした上で考慮したいこと そのメッセージ、相手が読んだかどうかはわからない - ekken(コメント欄も) はてなメッセージ(idコール)に回答義務がないのは同意。ブコメでidコールされた場合、私もすべてに答えてはいない(TBも答…

「美人○○」に潜在する女性恐怖

昨日の記事「美人○○」と「女性○○」について、はてなブックマーク(とそのブックマークとそのまたブックマーク)でid:Midasさんとやりとりをさせて頂きましたので、抜き出しておきます(日付はすべて本日、id:の部分は省略)。 Midas 「美醜」ではなく労働と…

「美人○○」と「女性○○」

前日の記事の続きです。 「美大講師」を「美人講師」と一瞬見間違って恥ずかしくなった理由は、今思うと二つある。 一つは、「おまいさん、いい歳こいてどんだけナルシシズムに汚染されとんだ」。これについてはそう説明はいらない(というか恥ずかしいので…

タイトルの企み

美術作品によく「無題」とタイトルがついているのはなぜか。 表現とタイトルの狭間-「無題」とは何であるのか -煩悩是道場を読んで思ったことをつらつらと(引用箇所は、すべて同記事から)。 「無題」は芸術の中二病から始まった? 絵画・彫刻に限らず「無…

オバちゃん的な、あまりにオバちゃん的な

散々叩かれた倖田來未の「35歳を過ぎると羊水が腐る」発言に、テレビで西川史子がめちゃくちゃ怒っていて、そのキレっぷりを「自分の問題から目を逸らしている」と批判する「倖田來未、かわいそう」という記事があり、それに「西川史子、かわいそう(倖田來…

単位が欲しかったら100万円持ってこい

一昨日、大学から学生のレポートがどさっと送られてきた。ひゃっっほぉう!! 別に喜んでいるのではありません。文章力に著しい差(下の方が多い)のある原稿用紙6〜8枚 × 151人の映画その他についての分析を読み、怪しいのはネットの他人のレビューから勝手…

「うい」と「あぴ」

今日の『探偵ナイトスクープ』が面白かった。この番組は視聴者からの調査依頼に「探偵局員」と称するレギュラー陣が応えるもので、人探し、物探しから現地調査、実験など、毎回さまざまな調査のVTRを放映し、最終的に一つの結論を出す。もう20年近くになる人…

わたし、ホタテのグリルになってもよろしかったでしょうか?

※こちらのブクマぺージのbunoumさんのコメントが個人的に大変ウケたので、タイトルに拝借致しました。勝手に使ったなと怒らないでくださいまし。 まだこの件について書くかと言われそうですが、こちら、ホタテのグリルになりますの記事に、いくつかトラック…

わたし、あなたのこと好きになってもいいですか? -2

9日の記事に、id:kawapon99さんからトラックバックを頂いた。以下、お返事も兼ねてつらつらと。 ♪ 君を抱いていいの 記事の最初の方に、オフコースの歌詞があげられている。 君を抱いていいの 好きになってもいいの 君を抱いていいの 心は今何処にあるの オ…

こちら、ホタテのグリルになります

前の記事(わたし、あなたのこと好きになってもいいですか?)に、興味深いコメントがついた。一部抜粋して紹介します。 当店のアルバイトは以前、「トイレを借りても良かったですか?」とよく聞いた。僕が冷たく「駄目だね」と応えると、『何という理不尽な…

わたし、あなたのこと好きになってもいいですか?

リビングのテレビから、突然聞こえてきたセリフです。夫がチャンネルをあちこち変えている最中の断片的な音声で、私はテレビを見ないでキッチンの方にいたので、それがドラマだったのかバラエティの中のドラマ仕立ての1シーンだったのかは知らない。 躊躇い…

名前をめぐる諦観と「私」の始まり

今年も十数枚しか来ない年賀状に、二枚「佐紀子」様宛があった。私の名はサが「左」なのだが、よく「佐」と間違われる。「左」は姓ではあるが、名にはあまり使われないので間違えやすい。毎年返事は書いているのにずっと間違え続けている人も。 名前について…

実名、私の場合

22日の記事生業と言論、生活と思想の一致問題の困難に、とても示唆的な言及を受けた。以下抜粋。 「生活人」と「言論人」の対立は、タイトル通り生活と(生活を否定する)思想の分裂へ移行している。生活を否定するものを真として抱えながら生活をすること。…

「じゃよ」について考えてみたんじゃよ(もうやめれ!)

語尾を改変するのがあまり評判良くないので、通常に戻ります。まあお遊びだったんですけども。「じゃよ」と「ナリ」に集中してスターつけてる人が、約一名いました。ウケて下さったのでしょうか。 なんでお爺さんの言葉になったか?で、思い当たることがあっ…

id:tomo-moonさんに反応

「取扱説明書ネタ」にまじになっちゃってる人ってなんなの? -月がでたでた月がでた あんなのネタじゃん芸のうちじゃんまじになっちゃってる大野さんて変、と言われております(名前は出てこないが、私の記事に疑問を投じる人のブクマコメの引用が冒頭にある…

id:tomo-moonさんのブコメにお返事

2007年11月15日 tomo-moon *tmmn 怒っちゃいないけど、ワタシ内では本当に大野さんは「ワンノブゼム」(の中でも後の後の方)に過ぎなかったのにこれだけの長文で返されてしまったので、正直困っておるのじゃ http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.n…

軽く凹む

http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/ohnosakiko/20071114%231195045815「じゃよ」の評判が‥‥。温厚な感じになるかなと思ってやってみたんだけど‥‥。 usauraraさんみたいに、^^や♪を要所要所に使った方がよかったのかな。でも私がやると変に…

「取扱説明書」を書ける立場/書けない立場

三つのブックマークコメントから。 2007年11月10日 kusamisusa 恋愛,大学 「文系男子取扱説明書」を書いたらキモーイ感じになるであろうわけで、そのへんの非対称性が。 http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/b_say_so/20071109/1194621282 20…

理系女子語りの意味するものは「ちょっと厄介な私の取説」

理系/文系女子について語るのが流行っているのか…(23mmの銃口から飛び出す弾丸は) いい記事だと思った(ここでリンクされている文系・理系話しに加われない。。。(奥様、鼻毛が出ておりますことよ)にも、同じ美術系出身として大変に共感)。ただ、これ…

id:usauraraさんとお話しました♪(Ohnoblog 11月8日の記事)

usauraraさんのブログで、記事内容とはあんまり関係なく、この間からやりとりさせて頂いてます。真摯且つ冷静且つ暖かい言葉を頂いて、心から感謝です。たぶん言いにくいことも思い切って言って下さったと思います。こういうのは嬉しいものです。私ももちろ…

分裂症というメタファー

一連の「わかる/わからない」および「転移」議論に関してのishさんのエントリ、神様に恋しているから、瞬きしても世界が終わらないの最後は、こう締めくくられている。 神様に恋しているから、瞬きしても世界が終わらないのです。 これはあくまで恋ですから…

女のおじさん

「ウコンの力は効くよ」と教えてくれたのは、少し年上のトモコさんである。 彼女と夫を含む3、4人で、たまに近場の温泉宿に行く。夕方からだらだらと風呂に浸かり、酒を飲みながら晩ご飯を食べて、部屋に戻ってだらだらと飲み続け、朝起きて温泉に浸かって、…